リネンの特徴を改めて

2019年10月03日

風合いは綿にも似ているリネンですが、リネン独特の光沢感があり、よりしなやかなのが特徴です。涼やかな見た目や、洗いざらしでもナチュラルな雰囲気が人気の理由ですね。そんなリネンの良いところをまとめてみました^^

◎リネンの良さ(1)  やさしい肌触り

亜麻(フラックス)を使ったリネンは麻の中でも柔らかく、さらりとして肌触りが良い素材です。もしかすると、麻=チクチクする、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、それはリネン以外の麻のこと。亜麻(フラックス)からできたリネンは、独特のしなやかさとシャリ感があり、使うほどくったりと柔らかくなっていきます。

◎ リネンの良さ(2)  吸水性

汗をかいても張り付かず、さらっと快適さが続くのは、リネンの吸水性のおかげです。リネンは綿のおよそ4倍の吸水性があると言われています。汗をよくかく夏の洋服にはもちろん、リネンのハンカチやタオルなどはその効果をよく発揮してくれます。

◎ リネンの良さ(3)  すぐ乾く

リネンには発散性や通気性があり、水に濡れてもすぐ乾いてくれます。梅雨のジメジメした時期や湿気の多い夏にかけてリネンがよく使われるのは、これが理由。例えば、シーツやベッドカバーもリネンにすると、寝ている間にたくさん汗をかいても快適に眠れます。

◎ リネンの良さ(4) 薄地なのに丈夫で長持ち

天然繊維の中でもっとも丈夫、と言われるリネン。ヨーロッパでは嫁入り道具としてイニシャルを刺繍した白いリネンをたくさん持っていくと言われますが、そのくらいずっと使い込むことができる素材です。また、水に濡れて強度が増すので、洗濯しても傷みにくく、気軽に何度も洗えるのもポイント。水分を吸うと繊維が膨張し、密着するのでさらに強度が増すのだそうです。

◎ リネンの良さ(5) 使うほど柔らかく

10年後がいちばん美しいと言われる、とご紹介したリネン。使い込むことで、さらにやわらかさと光沢感が増します。自分でお洗濯やお手入れができて、ずっと愛用できるリネンは、少しずつ変化する質感や表情を追っていくのも楽しみのひとつです。

◎ リネンの良さ(6) 汚れにくく、抗菌性がある

リネンの繊維に含まれるペクチンの効果で、汚れが染み込みにくく、汚れても汚れが落ちやすいと言われています。白いリネンは洗うほど白く、生成り色のリネンはより風合い深くなるリネンは、清潔さが必要な場面でも活躍してくれます。さらに繊維自体に抗菌性があり、カビや雑菌の繁殖を抑えてくれます。お餅やパンをリネンで包んでおくと、カビの発生を防げるのだそう。

◎ リネンの良さ(7)  発色が良い

亜麻(フラックス)は発色が良い素材のため、素材本来の生成り色以外にもさまざまな色を楽しむことができます。使っていくうちに風合いが変わり、美しい色の表情の変化が楽しめるのも特徴です。

◎ リネンの良さ(8)  通気性、保温性のバランスが良い

リネンは、夏だけの素材ではないんです。暑いとき余分な水分と熱を逃し、寒いときは熱を保ってくれるリネンは、冬にもぜひ使っていただきたい素材。リネンの繊維は中が空洞になっており空気が含まれているため、冬は体温で暖まった空気が逃げず身体を温めてくれます。

◎ リネンの良さ(9)  羽毛が少ない

リネンの繊維に含まれるペクチンの効果で、ずっと使っても、洗っても、毛羽立ちにくいリネン。グラスをリネンで拭くと、繊維がつかず、より綺麗になりますよ。


改めて特徴を見直すと、リネンは本当に優れた天然素材生地ですね!是非、日暮里繊維街にございます南和産業で素敵なリネン生地に出あって下さいね^^